タスク指向のユーザーインターフェース

 

コントロールのスクリーンチップ新しいリボン型インターフェース

リボンとは、Sibeliusのすべてのウィンドウの一番上にあるコマンドボタンの帯で、これまでのメニューやツールバーに代わるものです。プログラムのすべての機能は10のタブと特別な[ファイル]タブに論理的に配置されています。各機能は、楽器や小節の追加、音符や記号の入力、テキスト、レイアウト、パート譜の作成、レビュー、そして最終出力まで、左から右へとスコアを作成する一般的なワークフローに従って配置されています。

各機能はそれぞれアイコンとテキストで表示されます。また、各ボタンの上にマウスを移動すると、スクリーンチップにその機能の説明が表示されます。リボンの大きさはドキュメントウィンドウまたはコンピューターの画面の大きさに合わせて変化し、すべての機能が3クリック以内で実行できるようになっています。

 

タブを使用したドキュメントインターフェース

Sibelius 7は、ウェブブラウザーのようなタブを使用した最新のドキュメントインターフェースを採用しています。同じ親ウィンドウ内のタブにそれぞれのパート譜を開き、タブバーを使用してすばやく切り替えることができます。タブバーを右クリックして[新規ウィンドウ]を選択すると、任意のタブを新しいウィンドウで開くことができます。

 

ドキュメント設定グループ人間工学に配慮し改良

Sibelius 7の新ユーザーインターフェースには、ソフトウェアをよりすばやく効果的に使用するための改良が数多く施されています。

よく使う重要なオプションは、リボンの前面中央にまとめられています。たとえば、用紙サイズ、向き、余白、譜表サイズはリボン上で直接変更でき、結果もリアルタイムで確認できます。

こういった些細でありながら役立つ改良は、あらゆるところに見られます。たとえば、一度スコアで使用した記号は、その後もすばやく繰り返し作成できるよう、グラフィックメニューの一番上に表示されます。また、拍子記号は、シングルキーショートカットのTを押し、上と下の数字をタイプし、Returnを押すだけで作成できます。

 

キーボードからの操作

Sibelius 7は、キーボードからの操作が非常に簡単になりました。リボン上の機能はすべて、指定した順序でキーを押すことにより実行できます。さらに、SibeliusはWindowsの画面読み取りソフトウェアに対応しており、目が不自由なミュージシャンにもより使いやすい作りとなっています。

キーボードショートカットを多数記憶しているパワーユーザーのみさなんも、どうぞご心配なく。いくつかの例外を除き、Sibelius 7でもこれまでのキーボードショートカットを使用できます。また、すべてのキーボードショートカットを完全にカスタマイズできます。

 

ステータスバーステータスバー

Sibeliusのドキュメントウィンドウの一番下にある新しいステータスバーでは、ズームやパノラマなどのドキュメント表示オプションをすばやく操作できます。ここには、スコアの小節数、現在の選択範囲の小節数とタイムコード、選択した音符が示す和音など、スコアの状況に応じた情報が表示されます。

 

sibelius7_sticky_tuplets.jpg音符入力の便利な新機能

Sibelius 7には、音符入力のための便利な新機能が2つ搭載されています。スラーやヘアピンなどのラインを、音符の入力中に開始したり終了することができるようになりました。スラーを開始するには、音符を入力し、Sを押してから次の音符を入力します。これで、スラーの右の終端が次の音符へ自動的にスナップします。スラーを終了するには、Shift-Sを入力します。この操作は全種類のラインに適用でき、大幅なスピードアップにつながります。

自動的にスナップするラインに加えて、Sibelius 7には連音符作成機能も搭載されました。複数の連音符を一続きで入力する場合、最初の連音符の最初の音符を入力した後、シングルキーショートカットを押して次の音符を入力します。各連音符の最後に達すると、新しい連音符が自動的に作成されます。ショートカットをもう一度押すと、この機能がオフになります。

 


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