作曲して編集

作曲して編集Sibeliusは、美しいスコアを素早く簡単に作成、編集が行えるソフトウェアです。Sibeliusは、マグネティックレイアウトやダイナミックパートなど時間を大幅に節約する画期的な機能、およびフレキシタイムMIDI入力、キーボードウィンドウ、フレットボードウィンドウ、その他の様々な入力オプションを含むパワフルなクリエイティブツールを提供します。これらの機能によって、どんなに複雑なスコアでも短時間で作成できます。

作曲して編集

Sibeliusだけのマグネティックレイアウト

Sibeliusのマグネティックレイアウトは、スコアのレイアウトのあらゆる細部を自動的に調整する画期的な機能です。楽譜を書くに従って、記号や音符が重ならないよう適切なスペースが挿入され、美しい結果が得られます。この機能1つだけでも楽譜を作成する時間が半減するでしょう。詳細

 

完璧なスコアを2倍の速さで作成
Sibeliusのマグネティックレイアウトは、スコアのレイアウトのあらゆる細部を自動的に調整します。この機能1つだけもかなりの時間が節約でき、この20年でも最も画期的な楽譜作成ソフトウェアの機能と言えるかも知れません。

マグネティックレイアウトは、スラー、臨時記号、音符に貼り付く連音符などのオブジェクトを互いに遠ざけて重ならないようにします。簡単な作業で、プロフェッショナルな結果が得られます。

実用的なマグネティックレイアウト

実用的なマグネティックレイアウト

楽譜が書かれると、強弱記号、歌詞、コード記号、リハーサル・マークなど、すべてのオブジェクトの位置を自動的に変えて、楽譜をみやすくします。オブジェクトはきちんと縦と横に並び、互いに適切な空間をもうけ、ページの空間を有効に利用します。’

強弱記号は縦と横に整列し、音符、スラー、その他を避けます。歌詞は低音の邪魔にならないように移動しますが、バースでは整列します。テンポ記号、コード記号、その他の多くのオブジェクトも互いに重ならないようきちんと整理されます。

スコアの中で何かをドラッグすると、他のオブジェクトが場所を空けてくれます。まれにオブジェクトが近すぎて衝突が防げない場合は、そのオブジェクトが赤色で表示されるので、簡単に修正することができます。’

譜表の空間
譜表は知的に動きます。Sibeliusは譜表間の間隔を最適化し、低かったり高かったりする音符、歌詞、テンポ記号、リハーサルマークのためのスペースをつくります。Sibeliusは、大きなスコアを読みやすくするために楽器ファミリー間に余分の間隔を追加し、必要がない他の譜表間では間隔を節約します。’

高度なオプション
さらに上級ユーザーは、複雑な記譜に対してオブジェクトの位置を固定できます。マグネティックレイアウトは、個々のオブジェクトまたはスコア全体に対してオフにすることもできます。またほとんど必要になることはありませんが、どのオブジェクトの位置が最も重要か、周りにどれだけの空間が必要か、何をそろえるかも設定できます。’

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Sibeliusのダイナミックパート

フルスコアから楽器パート譜を個別に抽出する必要がある他のプログラムとは異なり、Sibeliusにはダイナミックパート機能があります。このパワフルな機能は個々のパートを自動的に作成し、スコアに対して行われた変更を直ちに反映します。ダイナミックパートは、すべてのプロジェクトで多くの時間を節約してくれるでしょう。詳細

 

他のプログラムのパート
他のプログラムでは、フルスコアから楽器パートを「抽出する」必要があります。”“さらにその内容をチェックして修正しなければなりません。後でスコアを訂正した場合は(多くの場合はそうですが)、パート譜も訂正するか、またはパート譜をもう一度フルスコアから抽出し直さなければなりません。

こうした作業はSibeliusでは不要です。

ダイナミックパート

ダイナミックパート

Sibeliusには、ダイナミックパートという独自の機能があります。パートは抽出する必要がありません。パート譜は自動的に作成されます。新しいスコアを作成し始めると同時にすべてのパート譜が作成されます。これらのパートは、いつでもツールバーのリストから表示できます。

フルスコアへ楽譜を入力すると、その楽譜がパート譜にも表示されます。スコアに対して行なった変更のすべてが直ちにパート譜に反映されます。逆にパート譜へ楽譜を入力すると、それに合わせてスコアも変更されます。必要であれば、スコアに反映されないようパートだけを変更することもできます(キューの追加など)。

パート譜の移調は必要に応じて自動的に行われ、グループの小節休符は「マルチレスト」に変換され、拍子記号やテンポの変更などのすべての記号が含まれます。”“だから何も考える必要がありません。

一瞬でキューを作成
パートでキューを作成するのは一瞬です。キューに表示したい楽譜をコピーして[キューとして貼り付け]を選択するだけです。あとはすべてSibeliusが行います。キューを小さくし、適切な声部に置き、必要に応じて移調または音部記号の変更を行い、強弱記号とアーティキュレーションを削除し(オプション)、テキストラベルを追加し、スコアのキューを隠し、再生されないようにします。キューを複数の楽器へ一度に追加することもできます。

さらにSibeliusにはキューの作成をより簡単にする2つのプラグインが付属しています。’[キューの位置の提案]はスコアのキューに対する最適な位置を提案し、[キューのチェック]は追加したキューの正確さをチェックします。

一瞬でキューを作成

カスタムキューの外観
キューはSibeliusが作成しますが、それがどのように表示されるかは完全に操作できます。アーティキュレーションと強弱記号を含めるかどうか、キューに新しい音部記号とオクターブラインを付けるかどうか、目的の楽器に対して適正なピッチへ移調するかは選択できます。

簡単な楽器の変更簡単な楽器の変更
スコアには、たとえばパーカッションやクラリネットとサックスの持ち替えなど、同じ人によって演奏される複数の楽器が含まれる場合があります。また別の楽器用にパート全体を書き直さなければならないときもあります。Sibelius はこれを自動的に行います。楽譜の途中で楽器を変更すると、それ以後の楽器の名前、音部記号、サウンド、そして必要であれば移調や譜表タイプが変更されます。

一般的ではない楽器に対しては、名前、音部記号、音域、サウンドなどを選択して独自の楽譜をデザインできます。グロッケンリンバから F#管のトランペットまで、自由自在です。

自動レイアウト自動レイアウト
Sibeliusはパート譜のレイアウトも行います。Sibeliusは便利な場所に譜めくりを設定し、奏者に見やすいようリハーサルマーク、新しいセクション、調の変更、その他を大譜表の最初に配置します。パート譜を調整する必要はほとんどありません。

マウスをワンクリックするだけでパート譜のフルセットを印刷でき、それぞれの楽器を何部ずつコピーするかも指定できます。

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パノラマ

楽譜のナビゲーションを簡単にするため、パノラマ機能は単一の横長の楽譜を表示します。印刷の準備ができるまではページのレイアウトのことを忘れて音符に集中できます。詳細

 

楽譜を単一の横長の楽譜として表示する
パノラマはSibeliusで楽譜をクリアに見る方法です。楽譜を大譜表やページに分ける代わりに、パノラマは単一の横長の楽譜を表示します。これによって楽譜が見やすくナビゲーションしやすくなります。このため、印刷の準備ができるまではページのレイアウトのことを忘れて音符に集中できます。’

パノラマと標準の表示はいつでも切り替えられ、いくつかの楽器だけを見たい場合は[譜表にフォーカス]と組み合わせてパノラマを使うこともできます。

より簡単な作曲方法より簡単な作曲方法
パノラマは楽譜の入力を楽しくしてくれます。ページ上では1大譜表のみの表示なので、1つの大譜表から別の大譜表へジャンプすることなく左から右へと自由に移動できます。パノラマで譜表をドラッグしても実際のスコアのレイアウトには影響を与えませんので、レイアウトのことは気にせずに楽譜の作成に集中できます。’

マジックマージン
楽譜のどこへ移動しても、それがどの譜表上かをパノラマのマジックマージンが示してくれます。同じ譜表上の楽器に対する変更も反映されます。その設定もこれまでになく簡単です。’

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Sibeliusで楽譜を作成する

Sibeliusは、フレキシタイムMIDI入力システム、キーボードウィンドウとフレットボードウィンドウ、マイクを使った楽譜入力機能など、パワフルな音楽作成ツールを提供します。これらのオプションを使えば、それぞれの目的に適したワークフローを見つけられるでしょう。詳細

 

MIDI入力
フレキシタイムは、リアルタイムでMIDIキーボードを演奏しながら楽譜を入力するSibeliusの独自のシステムです’。ペダルをタップしたり機械的に演奏する必要はありません。両手で自然に演奏すると、スピードを上げても下げてもSibeliusはついてきます。

MIDI入力

演奏しながら、すでに作成した楽譜を聴くこともできます。’

ステップ入力では、片手でMIDIキーボードのキーを押さえ、もう一方の手でテンキーからリズムとアーティキュレーションを選択します(画像参照)。

キーボード・ウィンドウとフレットボード・ウィンドウ
これらの美しいウィンドウは、キーボードまたはギターを使って記譜したい方に最適です。キーやフレットをクリックするだけで音符や和音を入力できます。ピアノの様にコンピューターのQWERTYキーを「演奏」して入力することもできます。

キーボード・ウィンドウとフレットボード・ウィンドウ

これらのウィンドウは入力のためだけにあるではありません。音符または和音を選択すると、それがどの様に演奏されるかをキーボードまたはフレットボードが示します。またスコアを再生するときは、他の楽器のために書かれたものであってもキーボードまたはフレットボード上でもその楽譜を追うことができます。’

  • キーをクリックするかコンピューターのキーボードを「演奏」して入力する”“
  • 声部に色をつける
  • オクターブをスクロールする
  • ドラッグして大きさを変える
  • 再生するときにどの譜表の楽譜が表示されるかを選択する

 

フレットボード

  • フレットをクリックして音符と和音を入力する
  • 3つの大きさのアコースティック、メープル、ローズウッドのネック
  • 6弦ギターまたは4/5弦ベース
  • 再生するときにどの譜表の楽譜が表示されるかを選択する

 

マウスとキーストロークマウスとキーストローク
MIDIキーボードなしで入力するには、マウスを使ってテンキーから音価と臨時記号を選択し、クリックしてスコアに置きます。さらにスピードアップするにはコンピューターのキーボードを使います。A〜Gの文字を使ってピッチを指定し、テンキーからリズムを選択します。パワーユーザー向けには、他にも多くのキーボードショートカットがあります。

音部記号、スラー、拍子記号などは記号メニューから入力できます。Sibeliusは、これらを正しい場所に配置します。

AudioScore Liteを使ってマイクから楽譜を入力する
AudioScore Liteを使ってマイクから楽譜を入力する
Neuratronが開発したAudioScoreを使うと、歌ったり楽器を演奏したりすることによって、楽譜をSibeliusに入力できます。

AudioScore LiteはSibeliusに付属しています。上位版のAudioScore Ultimateもご購入いただけます。プロフェッショナルバージョンでは、マイク、MIDIキーボード、またはマウスを使った無制限のトラックのアレンジ、リイアルタイムでのSibeliusへの入力(Windowsのみ)が行え、演奏した音符の正確なチューニングを表示することによって演奏技術を向上させることができます。

スキャニング
Sibeliusには、印刷譜をスキャンするための最先端のプログラムPhotoScore Liteが付属しています。1ページを読み取るのにかかる時間はほんの数秒で、読み取った楽譜はSibeliusで入力した楽譜と同じ様に編集、移調、再生、パートの作成、印刷が行えます。’PDFファイルの楽譜を読むこともできます。
上位バージョンのPhotoScore Ultimate(Sibeliusから購入可)は、手書きの楽譜、スラー、アーティキュレーション、ヘアピン、テキストの読み取りなど、他にも多くの機能を持っています。

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アイデアハブ

このユニークな機能を使うと、楽譜の断片をキャプチャーして再利用できます。アイデアを保存することも、
付属の2,000を超えるサンプルを利用することもできます。教材としても最適です。詳細

 

アイデアを失わないために

作曲しているときは、使えそうなメロディー、リズム、伴奏、コード進行の一部が頭に浮かぶことがあります。それをどう使うか迷う前に、まずはキーを押してアイデアをアイデアハブに保存しましょう。保存したアイデアは、クリップボードから貼り付けるのと同じ様にいつでもスコアで使えます。Sibeliusはアイデアを正しい調や音域に移調してくれます。

アイデアを失わないためにタグ、整理、検索
任意の数の楽器に対する任意の長さのパッセージをアイデアにすることができます。アイデアをキャプチャーしたら、これを編集したり、後で検索しやすいように独自のキーワードタグ(カノン、歌詞、リフなど)を付けたり、色分けしたりできます。’[アイデア]ウィンドウでは、キーワードタグ、楽器、拍子記号、調などでアイデアを検索し、再生することもできます。また、後でエクスポートして他の人と共有することもできます。

学生向けの既製のアイデア

[アイデア]ウィンドウ上部
[アイデア]ウィンドウ下部

Sibeliusには、学生のみなさんに使っていただける2,000以上の既製のアイデアが付属しています。クラシック、ジャズ、バンドからワールドミュージック、ロック、ヒップホップまで幅広いスタイルのアイデアがあります。

これらのアイデアを作曲で使うことによって、様々な分野の学生のみなさんが、どのようにメロディー、和声、リズムを組み合わせると異なる質感や音楽的構造を生み出せるかを学べるでしょう。

アイデアからインスピレーションを得たり、またアイデアそのものを曲を完成させるための積み木として使えます。アイデアがスコアのどこで使われたかはマークされるので、講師は学生がアイデアをどの様に使っているかを追跡できます。’

必要であれば既製のアイデアのすべてをオフにしたり、いくつかのアイデアだけを提供することによって特定の課題を作成したりできます。

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Sibeliusだけのトラック変更とバージョンの比較

最初に作成したスコアが一番良かった、ということはありませんか?バージョン機能は、スコアに行った変更を記録し、初期のバージョンに遡って、追加された変更内容を確認することができます。コラボレーションにも活用することができます。自分自身への覚書として、または他のユーザーへのメモとしてコメントを貼り付けることもできます。詳細

 

バージョン
バージョン機能は、楽譜作成ソフトウェアとしては初めての独創的な機能です。この機能はスコアの改訂を追跡し、前のバージョンや変更点の確認を可能にします。

これは、すべてのユーザーにとって貴重な機能です。生徒は授業の進捗を記録し、作品と共に自動の注釈を提出できます。教師は、それぞれの学生が先週から何を行ったかを確認できます。作曲家や編曲家は、前のバージョンを振り返ったり、オーケストラの編曲家、出版社、その他の協力者による変更を確認したりできます。

楽譜をごみ箱から拾ったり、何週間前も前のバックアップを探したりする必要はありません。前に作成したバージョンは、ツールバー上のバージョンのリストを選択するだけで見られます。これらの過去のバージョンは、再生したり、別のファイルとしてエクスポートしたりできます。これらの一部をコピーして一度は捨てたアイデアを復活させたり、完全に元のバージョンへ戻すこともできます。

バージョンはボタン1つで保存できます。日付、時間、名前、オプションのコメントがそのバージョンと共に保存されますので、どれがどのバージョンかを覚えておく必要はありません。すべてのバージョンが作業中のスコアと共に保存されますので、後で探す必要もありません。

バージョンバージョンを比較する
さらに、スコアの2つの異なるバージョンや、2つの別のスコアでさえ比較できます。スコアを比較すると、すべての相違点の概要と詳しいリストが生成されます。追加、変更、削除されたオブジェクトは楽譜上で色分けされますので、簡単に見つけられます。これらのすべての変更のリストおよび相違点をハイライトした各ページのグラフィックをWordファイルとしてエクスポートすることもできます。




コメントを追加する
コメントは、スコアに追加できる付箋の様なものです。本物の付箋と同じ様に、ご自身のメモとして、または他の人への連絡に使えます。

コメントを追加する

コメントは、ツールバーのボタンをクリックしてタイプを始めるだけで作成できます。名前、日付、時間が自動的に加えられます。選択したパッセージにコメントを加えると、その楽器と小節も記載されます。コメントは記入者によって自動的に色分けされ(学生、教師、編曲家、または編集者がスコアを共有するときに便利)、見た目を変更することもできます。

コメントは大きさを変えたり、最小化したり(邪魔にならないように)、スコア全体で非表示にすることもできます。

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M-AudioのHyperControl対応

M-AudioのAxiom Proキーボードコントローラーは、キーボードのコントロールをSibeliusなどの楽譜作成ソフトウェアでよく使うパラメーターへマップするHyperControlテクノロジーを搭載しています。HyperControlはハードウェアとソフトウェアの間の双方向リンクを確立し、キーボードのコントロールとSibeliusのアクティブなパラメーターを常に同期させます。これによってスムースで直感的なワークフローが可能になります。詳細

用途を選択 映画&テレビ映画&テレビ バンド ロック&ポップ 合唱/聖歌 ジャズ 教師/教育者 クラシック学生