表記法
芸術作品のように美しいスコアを創作

ビデオ・ナレーション by ダニエル・スプレッドバリー(Sibeliusシニア・プロダクト・マネージャー)
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スラー

SlursSibeliusは、美しいだけでなく、自由に調整可能なスラーを作成できます。デフォルトで、どんな状況でもより適切な場所に配置するようされているだけでなく、6つのコントローラーを使用して自由に形を調整することができる上、個々の太さの変更も可能です。

新しい記譜ルール・オプションを使って、異なる長さのスラーのデフォルトの肩や高さをコントロールすることができます。

臨時記号

Sibeliusは、注記的な臨時記号を必要に応じて自動的に追加するようになったため、間違った音符を演奏することが少なくなります。デフォルトの設定通りに追加させるだけでも良いのですが、いつものように変更可能な様々なオプションも付属しています。臨時記号をどこに使用するか(次の小節の最後まで、異なるオクターブや声部間、システム間のノートを試す場合、など)、括弧で表示させるかなどを設定することができます。

リピート小節

テンキーから直接、1、2、4小節のリピートを追加できるようになり、他と同様に再生されるようになりました。複数のリピート小節は、(プラグインを使わなくても)自動的に番号がつけられるので、演奏者は譜面のどこを演奏しているかわからなくなることはありません。

Repeat bars

ジャズのアーティキュレーションとスラッシュ

ScoopsFallsDoitsPlopなどを、テンキーから素早く音符に追加できるようになりました。記号を使用する必要はありません。その他のアーティキュレーションと同様に、これらは自動的に配置され音符と一緒に移動しますが、別々に移動させることもできます。ジャズのアーティキュレーションは、 適切なMIDIデバイス(Garritan Jazz & Big Bandなど)で再生されます。

スラッシュ表記は、譜面の他のパートが移調しても変わらず、リズム・チャートをより素早く作成できます。その他のジャズ関連の改良点は、(コンピューターやMIDIキーボードを使って)これまでより高速に入力できるコード記号の改良などが含まれます。コード機能に関する詳細については、ビデオをご覧ください。

Repeat bars


近代的な記譜記号

Stemlets
連桁内にある休符用のステムレット(ハーフステム)のオプションが追加されました。スコア全体に渡ってステムレットを適用、またはキーパッドを使って個々の休符に追加できます。連桁内の休符の表記には、ステムなしの表記やその他複数の改良点やオプションが追加されています。

Feathered beams
Sibelius 6は、短いアッチェレランドやリタルダンドを示すための自動羽根付連桁も付属しています。この場合も、キーパッドから選択し、2つのノートのトレモロに使用することもできます。

Extreme tuplet
シェーンベルク様式の Hauptstimmeおよび Nebenstimmeラインに加え、1:4 から 4:1の比率で極端な三連符も作成できるようになりました。(これまでは1:2から2:1のみに制限)。これは特殊なケースに便利です。

 

その他の記譜記号

コードを瞬間的に分割する破線のアルペジオ・ラインをキーパッドから直接追加できるようになりました。これらは音符に付属するので、自動的にスペースが調整され、音符と一緒に移動します。通常の破線、または上下矢印付の破線を使用することができます。

拍子記号の背面にタイを描画することによって、拍子記号でタイのブレイクを作成できるようになりました。実際、多くの描画プログラムと同様に、オブジェクトの配置順序を指定することができます。これは、読み込んだグラフィックを5線の背景または前面に配置したいときに特に便利です。

アーティキュレーションの配置が非常に美しくなりました。様々な改良がなされていますが、特に、状況に合わせてスラーの内側または外側に自動的に描画されるようになりました。さらに微調整用の新しいオプションも追加されています。同じノートの複数のアーティキュレーションの位置を、同時ではなく、個々に変更することもできます。

最後に、Sibelius 6には、珍しいトランペットやフルートのサウンド、ロック・オルガンからティンカーベルまで、多数のGeneral MIDIインストゥルメントと40種類以上の新しいインストゥルメントが追加され、さらにに既存のインストゥルメントも改良されています。

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記譜...

“Sibelius 6の新しいスラーは使いやすいですね。どんな形にもできるし、音符の上にあるべきか、下にあるべきかを自動で検出してくれます。それに、カスタマイズしたすべてのタイプのアーティキュレーションも認識します。これらの改良は、本当に私たちの作業を能率化してくれるから、締め切りが迫っている時も簡単に作業することができるんです。”

ビル・ホラブ - 浄書家

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